保険の仕事を始めて１０年余りになります。当時転勤族だった私が、札幌に着任以後、北海道をすこぶる気に入り、どうしても北海道に定住したいと考え、転職したのがきっかけです。
知り合いも少なく、友人もいない土地で保険の仕事を始めるというのは、ほぼゼロからのスタートでしたが、その分妥協は許されず、良い意味でのプレッシャーになっていたことは間違いありません。
私には大変厳しい目を持った御意見番がいます。初めて契約してくれた方です。
当時の先輩から、ご成約後にはお客様と握手をするよう言われていたので勇んで右手を差し出したところ、「まだまだ仕事がつたない」とのことでお客様から「まだ右手では握手できない」と左手が差し出されました。
当時の私は理解に苦しみました。何せ私の妻ですから。
しかし、今では最大の応援者であり、理解者となってくれています。
「左手での握手」、このことが、私が保険の仕事をする上での原点となっています。
また、お客様とは常に「身近になりたい」という思いを持って接しています。その結果、お客様と長くお付き合いすることができ、それこそが保険の仕事の醍醐味であり、やりがいでもあります。これからも原点を忘れることなく、お客様とお付き合いできる「右手で握手して頂ける」よう取り組んで参ります。
